簡単スニーカーの洗い方!臭いと汚れを防いで長持ちさせる方法も紹介

2019年4月3日 更新
簡単スニーカーの洗い方!臭いと汚れを防いで長持ちさせる方法も紹介
カジュアルコーデに欠かせないスニーカー。毎日履いている人も多いアイテムですが、出番が多いからこそ汚れていると折角のファッションも台無しに。

そうならないためにも、素材に合ったスニーカーの洗い方を紹介。コツをつかめば簡単にスニーカーの汚れを落とすことができます。

臭いや汚れを防いでくれるお手軽なメンテナンス方法もチェックしてみて。

まずはスニーカーの素材をチェック!

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普段使いでヘビロテするスニーカーは水洗いできると便利ですが、どんなスニーカーでも手洗い&水洗いができるわけではありません。

色々な素材のスニーカーがあるので、使われている素材に合った洗い方をしなければ、キレイになるどころか逆に傷めてしまうことも。

まず素材が何なのか、水洗いできるのかなどを取り扱い説明書できちんとチェックすることが大切です。

一番多いナイロン、キャンバス生地

一般的なスニーカーで一番多いのが合成繊維と言われるナイロン系や天然繊維のキャンバス生地。

これらは洗濯用洗剤や中性洗剤、固形石鹸とブラシを使って洗うことができます。

汚れがひどい時は漬け置き洗いがおすすめ。また重曹を使って漬け置きすれば消臭や防カビ対策も。

洗濯表示に洗剤の指定が記されている場合もあるのでチェックを忘れずに。

スエード

水洗いできないのがスエードのスニーカー。

汚れた時はスエード専用のクリーナーで汚れを浮かしてから、水で濡らした布を硬く絞って汚れを拭き取ります。

その後、専用ブラシで毛足を起こしましょう。

本革

スエードと同様に水洗いNGなのが本革のスニーカー。

ブラシで汚れを取り除いた後に、本革専用のリムーバーで汚れを拭き取ります。

その後、本革専用のクリームを塗ります。

合成皮革

本革とは違い基本的には合成皮革のスニーカーは水洗いOK。

ただし、水を含むとひび割れや表皮が硬くなるといった劣化の原因になるので、キャンバス生地のような漬け置き洗いは絶対にNG。

水洗いによる劣化が気になる人は、ぬるま湯に浸した柔らかい布をしっかり絞って汚れを拭くのがおすすめ。

ポイントを押さえてスニーカーを洗おう!

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持っているスニーカーが水洗いできる素材なら、自宅での手洗いがおすすめ。

自分で洗ってもきちんと汚れが落ちるのか心配…。お気に入りのスニーカーだから変色しないか心配…。

自分でスニーカーを洗う時のそんな不安も、ポイントを押さえて洗えば見違えるほどキレイに。

お気に入りのスニーカーを洗うポイントを紹介していきます。

道具

・漬け置きする入れ物(タライ、バケツなどスニーカーが入る大きさのもの)
・洗濯用ブラシ(ナイロン製よりも動物の毛がおすすめ)
・使い古しの歯ブラシ(細かい部分の汚れを落とす)
・メラミンスポンジ(ソール部分の汚れ)
・洗剤(靴用洗剤、中性洗剤、弱アルカリ性洗剤、固形石鹸)
・漂白剤(重曹、オキシクリーンなど)
・ぬるま湯(40~45度くらい)
・きれいな布
・防水スプレー

道具に特別なものは必要ありません。靴専用のブラシや洗剤が無くてもOK。
使い古しの歯ブラシや中性洗剤、重曹など自宅にあるもので洗えます。

洗剤

スニーカーの取扱い説明書などに洗剤が指定されていなければ、靴用洗剤が無くても中性洗剤や固形石鹸で大丈夫。

白いキャンバス生地のスニーカーには洗浄力の強い弱アルカリ性の粉末洗剤がおすすめです。粉末洗剤は40~45度くらいのぬるま湯でしっかり溶かすのがポイント。溶けきらないと布に洗剤が残ってしまい変色の原因に。固形石鹸は濡らした靴をそのままこすることができるので便利です。

さらに漂白効果のある重曹やオキシクリーンで漬け置きすれば、汚れだけでなく消臭・除菌効果もあるので臭いも取り除いてくれます。

下準備

スニーカーを洗いやすい状態にするための下準備。
靴紐と中敷きを外し、別のバケツで漬け置き洗いをしましょう。
中敷きの裏側は湿気がこもりやすい場所なので雑菌の温床になりやすいので、中敷きはしっかり外して。

スニーカーの外側はブラシを使って砂や泥など落とせる汚れを落としておきましょう。
最初に汚れを落とすひと手間で、その後の洗いが楽になります。

漬け置き洗い

頑固な汚れを落とすためには漬け置き洗いが効果的です。

まず40~45度のぬるま湯に洗剤を溶かします。ぬるま湯1Lに対して粉末洗剤5gと重曹大さじ3が目安。その後スニーカーを1時間ほど漬け置きしてください。

こすり洗い

漬け置きでスニーカーにしっかり洗剤を浸透させたらブラシでこすり洗いをしましょう。

ゴシゴシと力を入れると生地を傷めてしまうので注意。頑固な汚れは固形石鹸や重曹ペーストがおすすめ。

キャンバス生地の汚れた部分を固形石鹸でこすり、その後ブラシで石鹸を泡立てるようにこすります。

重曹大さじ4に対して、水大さじ1の割合でペーストを作ります。その後、歯ブラシに重曹ペーストを付けてスニーカーの汚れをこすってください。

ソール部分の汚れはメラミンスポンジを使うと落とすことができます。

すすぎ

キレイに汚れを落としたらぬるま湯で洗剤を洗い流します。ブラシでこすりながら、洗剤が残らないように流してください。

生地に洗剤が残っていると黄ばみなどの原因になります。

乾燥

完全に洗剤を流したら、きれいな布で水分をふき取りましょう。できるだけ水分を取ることで乾燥時間が短縮されるので、臭いや水シミを防ぐこと効果も。

脱水をかけるのもおすすめ。しかし、スニーカーをそのまま脱水にかけてしまうと型崩れの原因になってしまうので、中にタオルを詰めると良いでしょう。脱水が終わったら風通しのいい日陰に干します。

直射日光や乾燥機などは変色や変形、ソールが剥がれる原因になるので注意して。スニーカーが完全に乾いたら防水スプレーをかけて完成。

防水スプレーをかけることで水や汚れが付くのを防いでくれます。

時間が無い時は洗濯機がおすすめ

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意外と知られていませんが、素材によっては家庭用の洗濯機でもスニーカーを洗うことができます。

スニーカーなんて洗ったら洗濯機が壊れてしまうんじゃ…と思うかも知れませんが、ポイントを押さえていれば大丈夫。

必要なものは使い古しの歯ブラシと靴用洗濯ネット。靴用洗濯ネットにはクッションが入っているのでスニーカーと洗濯機の両方を傷めません。

粉末洗剤ではキレイに溶けずに残ってしまうこともあるので、洗剤は液体タイプのもの使用しましょう。

水洗いできるスニーカーなのか素材をチェック。下準備として靴紐と中敷きは外しておきましょう。洗濯ネットに入れれば一緒に洗濯もOK。

スニーカーの外側、特に裏側の泥や小石など落とせる汚れは歯ブラシなどを使って落とし、後は靴用洗濯ネットに入れて普通に洗濯をするだけ。

ポイントは洗濯をする時の水と洗剤の量を多くすること。靴が洗濯機にぶつかるのを防いで、洗浄力も高くなるので汚れが落ちやすくなります。脱水が終了したら風通りのいい日陰に干して完了。

最近では、コインランドリーに靴専用の洗濯機があるところもあるので試してみるのもおすすめ。

超簡単なひと手間で臭いと汚れを防ぐ

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普段からのメンテナンスや、洗った後のひと手間でスニーカーの臭いや汚れを防ぐことができます。

お手軽な方法でお気に入りのスニーカーを長持ちさせることができるので、ぜひ実践してみて。

防水スプレーをかける

スニーカーを購入したら履く前に防水スプレーをかけておくと汚れが付きにくくなります。靴の汚れは水分と一緒に泥や砂が付着したもの。防水スプレーで水分をはじくことで汚れも予防できるわけですね。

洗ったスニーカーも完全乾燥してから防水スプレーをかけることで同様の効果が得られます。

履いた靴は除湿

湿気は、臭いのもととなる雑菌を繁殖させるため、靴を履いた後はしっかり除湿しましょう。吸湿性のある重曹や新聞紙を靴の中に入れておくと効果的です。

通気性のある袋に100g程度の重曹を入れ靴の中へ。重曹には消臭・殺菌効果もあるので臭いも同時に防いでくれます。

10円玉や丸めたアルミニウムを入れる

10円玉の95%は銅。銅は水分に反応すると殺菌効果のある銅イオンを発生します。

同じようにアルミニウムは殺菌効果のある金属イオンを発生します。

殺菌効果のある10円玉やアルミニウムを入れることで、臭いのもととなる雑菌を除去して臭いを防いでくれます。

どちらも入れておく時間は一晩。家に帰ったら10円玉なら10枚程度、アルミボールなら2~3個を靴の中に入れて放置。朝出かける前に取り出すだけです。

10円玉は靴の中に広げておきます。できれば新しくキレイな方が消臭効果がUP。アルミホイルは適当な長さにカットしてボールのように丸めればOK。

毎日同じ靴を履かない

お気に入りだからといって同じ靴を毎日履くのは靴を早く傷めることに。

さらに靴の湿気が抜けきらないまま履くことで雑菌が増え臭いの原因にもなります。一度履いた靴は3日は間隔を開けるようにしましょう。

脱いだ靴をすぐ下駄箱に入れない

靴の中は汗で蒸れやすく湿気がこもった状態。

脱いだ靴をすぐ下駄箱に入れてしまうと、下駄箱の中に湿気がこもりさらに雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

脱いだ靴は風通しのよい場所でしっかり乾燥させてから下駄箱へ。さらに靴箱の中に除湿剤を置いて湿気がこもらないようにしよう。

お気に入りスニーカーは正しい洗い方でいつもキレイに

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お気に入りのスニーカーも素材によっては自分で洗うことができます。

家にある道具で手軽に洗えるのでチャレンジしてみるのもおすすめ。

また、普段のひと手間で汚れや臭いを防ぐこともできるので、お気に入りのスニーカーを長持ちさせておしゃれを楽しんで。