男に乳液はいらない?逆効果になる肌質とは

2019年4月4日 更新 メンズスキンケア
男に乳液はいらない?逆効果になる肌質とは
スキンケアの三大アイテム、洗顔料、化粧水、そして乳液。

化粧水まではなんとなくわかるけど、肌にテカリを感じる男に本当に乳液は必要あるの?逆効果では?と思っている人も多いはず。

そんな疑問を徹底深掘り。

あなたにとって乳液が本当に必要なアイテムなのかをはっきりさせましょう。

乳液の必要不必要は肌質で決まる

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結論から言うと、乳液は全員必要というわけではありません。そして必要・不要のボーダーは肌質にあります。

女性は自分の肌質をきちんと知っているものですが、男性は「そもそも肌質って何?」という人も多いはず。

まずは自分がどの肌質に当てはまるのかしっかり確認しましょう。

あなたはどれ?男の肌質は4タイプある

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男性も女性と同じように、肌に含まれる油分と水分の量から4種類の肌質に分類することができます。

それぞれ特徴をまとめたのでどのタイプに多く当てはまるか確認しましょう。

普通肌

ベタつきやカサつきを特に感じない「普通肌」は、皮脂と水分の分泌量のバランスが良く、肌トラブルになりにくい肌。

中間的で理想の肌状態と言われますが、季節、ストレスなど外部からのちょっとした刺激で変化しやすい人もいるので、肌変化には気をつけておきましょう。

乾燥肌

「肌にかゆみがある」「肌表面がカサカサして粉を吹いたりする」「肌がくすむ」「洗顔後に肌がつっぱる」などに当てはまる人は、「乾燥肌」の可能性が高いです。

水分量が適正であれば肌に自然なツヤや弾力がありますが、乾燥しているとくすみ、たるみなどを感じる人もいます。

また乾燥肌は時期的なものもあるので、夏場は大丈夫でも冬場に肌がカサつく人も要注意です。

脂性肌

どの肌質であっても皮脂は分泌されますが、見た目から明らかにテカっているとわかる場合は脂性肌に分類されます。ニキビができやすいのも特徴です。

男性は女性に比べて脂性肌の人が多いと言われますが、実際に「乾燥よりもテカリの方が気になる」と思っている人も多いのでは?

混合肌

Tゾーン(鼻からおでこ)はテカるが、Uゾーン(頬やフェイスライン)はカサカサしているなど、部分的に乾燥肌と脂性肌双方の特徴を持つのが混合肌。

上記の乾燥肌、脂性肌の特徴にも当てはまり、もっともお手入れが大変な肌と言われています。

テカリやすいTゾーンは皮脂を取り除き、乾燥しやすい頬やフェイスラインは保湿を十分に行う必要があります。

乳液が必要なのはどのタイプの肌?

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4つの肌タイプの中で、基本的に脂性肌に当てはまる人は乳液が必要ありません。

というのも、乳液は化粧水で肌に水分を与えた後に油分で蓋をするようなイメージで使うもの。油分が十分にある状態でさらに油分を与えてもあまり意味がないからです。
ただ、脂性肌の人はTゾーンを中心にニキビや毛穴の黒ずみなどの肌トラブルを起こしやすい状態です。

遺伝や季節、思春期の場合はホルモンバランスの乱れも関係ありますが、生活習慣や食生活が原因の可能性もあるので、ベタつきやニキビがひどい場合は皮膚科に行くことをおすすめします。

肌トラブルは無いけど乳液以外のスキンケアは必要?

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肌が薄く肌トラブルを起こしやすいと言われる女性と違い、男性の場合は現状特に乾燥が気になるわけでも肌トラブルが気になるわけでもないのであれば、急いでスキンケアを始める必要はありません。
ただ、一般的に男性の肌は女性の肌に比べて水分量が約半分、皮脂の分泌が3倍といわれています。つまり、もともと肌の乾燥トラブルを招きやすいのは男性なのです。
そして乾燥が進むと油分でカバーしようとするので必然的に皮脂の分泌が増えていきます。乾燥肌を放置すると脂性肌になり、結果ニキビなどの肌トラブルを招きます。

現状「乾燥が少し気になる」という人は肌トラブルの一歩手前!乳液を含めて早い段階でスキンケアを始めるのがおすすめ。

乳液の効果、正しい使い方

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乳液が必要な人は、正しいケアの方法を身につけましょう。

乳液は正しく使うことで、キメの整った美しい肌により近付けます。

乳液がテカリを防止することも

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「脂性肌の人には乳液が必要ない」に対して矛盾するようですが、適度な乳液はテカリを防止することもあります。

肌は水分量が足りない時に応急措置として皮脂を分泌します。

これが過剰なテカリに繋がりますが、乳液によって水分を肌に閉じ込めることで水分量が確保され、結果として皮脂分泌を抑えることができる場合もあるのです。
すでに肌トラブルを起こしている人はつけない方が良いですが、「テカリが気になる」というレベルであれば乳液を少量つけて様子を見るというのも一つの方法です。

正しい乳液の使い方

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スキンケアを早く済ませたいからといって化粧水をつけてすぐに乳液をつけてしまうと、化粧水の成分が浸透しきらないまま乳液も薄まってしまい、両方の効果が損なわれてしまいます。

化粧水が浸透して肌がしっとり、もっちりしたタイミングがベストです。
また、適量(乳液によるが10円玉ほどのことが多い)を乾燥しやすいUゾーンからつけ始め、最後にTゾーンをケアすることでTゾーンへ乳液をつけすぎてしまうリスクを軽減し、テカリを抑えることができます。

男の生活習慣が肌に影響を及ぼすことも

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もともとスキンケアにさほど興味がなく過ごしていた人は、今までの生活習慣が肌に影響していた可能性は否定できません。
「睡眠不足」「お酒の飲み過ぎ」「ボディーソープで顔を洗う」「化粧水をつけない」などに当てはまる人は、肌に大きな負担をかけていた可能性大。

まずは肌に悪い生活習慣から改善していくようにしましょう。

女性用乳液との違い

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女性は一般的に敏感な肌の人が多いと言われています。

そんな女性向けスキンケアアイテムは、低刺激で水分や油分をしっかり補うしっとり系が多いのに対し、男性向けのスキンケアアイテムは多くの人が悩むテカリを抑える水分を補って、油分は抑えめのさっぱり系が多いです。
これは乳液に関しても同じことが言えます。つまり、テカリが気になるのであれば女性用を使うと油分が多すぎてベタつく可能性もあるということ。

男性の肌に合わせて油分を抑えめにしている男性用乳液を使う方が良いでしょう。

男性におすすめの乳液

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乾燥しやすくテカリやすい男性におすすめの乳液5つをピックアップしてご紹介します。

Mr.X

【商品名】MILKY LOTION
【価格】2,500円(税別)
【容量】130g
桃セラミド、桃葉エキスが肌のバリア機能を守りながら、ヒアルロン酸とシロキクラゲ由来の保湿成分が肌の長時間潤いを閉じ込める乳液です。

シアバターとアボカドバターが肌を柔らかくもっちり整え、ついつい触りたくなる肌を作ります。

130gと大容量で2,500円は男性専用乳液の中ではリーズナブル。同ラインアイテムである洗顔料と化粧水を合わせても、総額7,000円というコスパの良さも魅力です。

THREE

【商品名】THREE for MEN Gentling Emulsion
【価格】6,500円(税抜)
【容量】100ml
天然由来成分98%で構成された肌に優しい乳液。ベタつきやすい男性の肌を気持ちの良い状態に整え、なおかつ爽快感を与えます。

フレッシュで爽快な若々しい肌を保ちたい男性必見の乳液です。

KIEHL'S

【商品名】FACIAL FUEL ENERGIZING MOISTURE TREATMENT FOR MEN
【価格】3,300円(税抜)
【容量】75ml
メントール配合で肌に清涼感を与える乳液。

うるおい感とさっぱり感のバランスがよく使いやすい乳液で、かすかなメントールの爽やかな香りが顔だけでなく気持ちまで引き締めます。

パッと見ただけでは乳液とわからないようなパッケージも男性に支持される理由の一つです。

資生堂MEN

【商品名】HYDRO MASTER GEL
【価格】3,200円(税抜)
【容量】75ml
健康的に引き締まった顔印象に挑む資生堂MENから販売されている乳液。

ダメージディフェンスコンプレックス(保湿成分)配合で、うるおいを持続させ、皮脂による悪影響を防ぎます。

BULK HOMME

【商品名】THE LOTION
【価格】3,000円(税抜)
【容量】100g
肌に悩む全ての男性にベーシックスキンケアの答えを示し続ける、BULK HOMMEが提案する肌を守る乳液。

保湿効果が高いのにベタつきが少ないスクワランオイル配合で、コンディションの良い肌を長時間キープし、様々な外的ストレスから肌を守ります。

男に乳液がいらないかは、肌質で決まる!

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「テカりやすいから乳液はいらない」と決めつけるのは早計かもしれません。

肌質によって必要か不要かは変わりますし、男性専用乳液はベタつきを抑えるすっきりタイプが多く、むしろ乳液をつけることでテカリが軽減する場合もあります。

毎日のちょっとしたケアで男の肌は見違えるほど美しくなります。まずは自分の肌質をしっかり見つめ直してみて。