[Mr.X's LIFE vol.1]アートディレクターhideyaさん

2019年3月18日 更新 コラム
[Mr.X's LIFE vol.1]アートディレクターhideyaさん
「自分はこれから何をしたいんだろう」と疑問が頭をよぎることはありませんか?

学校を卒業したら就職。そんな世間の流れに抗うことなく上手くやれる人はいっぱいいるのに、自分はどうしても気持ちの整理がつかない。

そんなLIFE=Mr.X読者が"自分らしい生き方のヒント"を少しでも得られればという願いを込めて、自分のライフスタイルを確立しているかっこいい「オトナ」の生き方を特集する「Mr.X's LIFE」を始めます。

今月のMr.X

今回インタビューさせていただいたのは、クリエイティブディレクターのhideya.iidaさん。数多くのセレブリティやブランドのビジュアル作り、イベント空間作り、インテリアデザイン、建築など幅広く活躍されています。
hideya
「革命 – 揺るぎない美しさ-」をコンセプトに音楽家、クリエイティブディレクターとして、目で見て、耳で聞き、口で感じて、触れるものを創造し続ける。1985年大阪生まれ。10代はニューヨークで育ち、エンターテイメントにおける活動後、音楽家としてはもちろん、空間プロデュース、フラワーデザイン、フードクリエイション、 映画の1シーンのように神秘的でエネルギー溢れる作品は圧巻。最近では話題となった観月ありさ氏のバリ島でのウェディング総合プロデュースなど活躍は多岐にわたる。2012年ミスユニバースジャパン東京大会や、MHDグループ、西武SOGOグループなどラグジュアリーブランドの演出も多く手がけており、芸能人や社交人の多くがリストに並ぶ。新進気鋭若手アーティスト。
http://hideyastyle.com/about/
https://www.instagram.com/hideyaiida/

友人の何気ない一言からスタートしたキャリア

10代はずっとニューヨークに住んでいて、ジャズを歌っていました。
20歳の時に日本に帰ってきたんですが、ジャズを仕事にすることがなかなか出来なかったんです。

そんな時、自分が開催したホームパーティーに来た知人が、この「ホームパーティーが仕事になるのでは?」と言ってくれた。それがきっかけで、ホームパーティーのプロデュースの仕事を始めました。
最初はホームパーティーの企画・運営だったのが、テーブルセッティングのお仕事になり、イベントプロデュースや空間プロデュースの仕事に繋がっていって、今に至るという感じです。
ニューヨーク時代は学生だったんで、高くてなかなか外食できなかったんですよね。
だから、手料理とその日の感じに合わせた花、お酒、音楽を自分で用意して、友人を自宅に招いてホームパーティーを頻繁にやっていて。

その経験が、今の仕事に活きている。

人生って何がどこに繋がるか、つくづく分からないなって感じますね(笑)。

生涯忘れられない、思い出に残っている仕事

マイナス10℃の世界に作った幻想的な空間

今まで色んなお仕事をやらせてもらいましたが、大雪が降る白馬スキー場でつくった外車ブランドのイベント会場が特に思い出に残ってますね。

実は白馬で行われるスキーの世界大会に合わせて開催したイベントだったんですが、大会は大雪で開催されなかったんです(笑)。それくらい天候が荒れてて。
会場では、雪山の中に天蓋がついたソファやムートンを置いて、その周りにキャンドルを敷き詰めました。

テーマカラーが赤だったので、雪を真っ赤に照明で照らし、赤い車を置いて、その周りで人が食事できるスペースも作ったんです。

日本にもラグジュアリーなスノースポーツのイメージを持ってきたかった

今でこそ北海道のニセコのような趣向を凝らしたスキーリゾートもありますが、その当時、日本にはアスペンやスイスのようなラグジュアリーなスキー場はまだなかったんです。

海外では、スノースポーツはもっと特別感があってラグジュアリーなイベント。

この仕事で「どんな空間を作るかは任せるよ」と言われ時に、スノースポーツに対する海外の感覚を日本に持ってこよう!と思いついたんですよね。

-10℃の白銀の世界に贅沢な空間を作るという仕事は、今でも僕の記憶に鮮明に残ってるし、自分のキャリアの中でも重要な出来事でした。

大事なのは、豊かさと贅沢さ。

色んな種類の仕事があるけど、僕が一貫して大事にしているのは、「豊かなこと」と「贅沢なこと」。
今の自分の仕事には絶対に欠かせない要素です。

でも、決して派手という意味ではないんですよ。
僕にとっての豊かさや贅沢さは、人の手間や時間、想いがしっかりと詰まったもの。

だから、仕事の一つひとつに手間や時間をかけて創りこむことを大事にしているんです。

とにかく「見ること」に尽きる

豊かで贅沢な空間を作るには、自分の感性を絶えず磨いていく必要があると思っています。
自分の会社のスタッフにもよく伝えますが、「とにかく見る」ということが本当に大事だと思うんですよね。

今の若い人って、圧倒的に昔よりも真面目すぎる人が多い気がするんですけど、本当はもっと自由に楽しんで良いということを実感してもらいたい。

実際に自分で見て体験する前に、自分にとって必要かどうかを決めてしまうのはとても勿体無いこと。

だから、若いうちはとにかく色んなものを見ることに投資した方がいいと思ってます。
ちなみに、どんな経験をするかは、まず自分の好きなことから選べばいい。
例えばファッションが好きなら欲しいものは全て手に入れる努力をするとかね。

今、何がやりたいか分からなくて迷っているのなら、色んなものを見て、触って、体験することから始めてみたらいいのではないでしょうか。

これを続けたら、僕のキャリアのように、全く想像もしなかったところに辿り着くかもしれませんよ。

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