eスポーツとは?ゲームがスポーツになる新時代が来た

2019年2月23日 更新 eスポーツ
eスポーツとは?ゲームがスポーツになる新時代が来た
テレビやネットで目にすることが増えた「eスポーツ」という言葉。
ゲームに関するものだとわかっていても、ゲームとスポーツ、真逆にも見える組み合わせを不思議に感じている人も多いのでは?
eスポーツとは一体何なのか、わかりやすく紹介します。

ゲームがスポーツ?eスポーツとは何?

eスポーツの定義

eスポーツとは、エレクトロニックスポーツの略語。
複数人で対戦する要素があるゲームを基本的にはeスポーツといいます。
代表的なのは対戦格闘ゲームで、他にもFPS、TPS、スポーツゲームなどジャンルも多岐に渡ります。
日本で馴染み深い「ぷよぷよ」「ストリートファイターシリーズ」など観戦だけでも楽しめるゲームも多数。

ですが、対戦要素があるゲーム全てがeスポーツなのではなく、競技性、興行性、稼働実績がある上記のようなゲームのみeスポーツの種目として認められます。

eスポーツの現状

Performance City Competition · Free photo on Pixabay (4376)

アメリカでは国が「eスポーツ」を「スポーツ」として認めていて、eスポーツの競技人口は全世界で1億人を越えると言われ、日本でもネットや新聞で取り上げられる機会が増え競技人口が増加中。

ゲームだからこそ、大会のネット配信が豊富なのも魅力。
また、ゲームの実力さえあれば、老若男女プロを目指せる世界です。

eスポーツは高額賞金も魅力のひとつ

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eスポーツでよく話題になるのが高額賞金。
世界のeスポーツ賞金の最高総額はDota2の世界大会。
その総額はなんと27億円。
ゴルフツアー「全米オープン」の賞金総額の2倍以上!スケールの違いがうかがえます。

賞金はゲーム開発会社だけでなく、スポンサー会社も提供。
多くの企業がeスポーツに注目している証拠です。

一方、日本のeスポーツ大会での最高額はシャドウバースの約1億円。
これまで日本では数十万単位の賞金が多かったため、この金額は破格でした。
日本はeスポーツ後進国だと言われることが多いですが、徐々に賞金額が高い大会も増え、日本のeスポーツ界が今後さらに盛り上がっていくことが予想されます。

eスポーツのプロゲーマーとは

プロゲーマーとはスポンサー企業がついている実力があるプレイヤーのこと。
eスポーツの大会に出場し、賞金を稼ぐのがメインで、まさにスポーツ選手と同じような活動をしています。
プロゲーマーとして得る収入だけで生活している人も年々増えていて、日本人プロゲーマーの通称ウメハラこと梅原大吾さんは、「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスに認定されています。

また韓国でプロゲーマーは小学生がなりたい職業にも選ばれ、プロゲーマーの中には女性アナウンサーと結婚する人も。芸能人と同等の扱い・人気の職業になっています。

ゲームでの実力が認められれば、誰でもプロゲーマーになることは可能。
ですが裏を返せば、eスポーツは良くも悪くも実力社会だと言えます。

ゲームがオリンピック種目になる時代

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国際オリンピック委員会がeスポーツをスポーツとして認めたため、「ゲームでオリンピックに出場」という夢のある話しが話題に。
すでにアジア大会でのエキシビションにも選ばれ、注目が集まっています。

一部ゲームの暴力性やゲームの著作権などの問題もありますが、今後eスポーツがオリンピック競技に採用される可能性も。

eスポーツとは競技性のあるゲーム!観戦も楽しめる

競技性のあるゲームを使って対戦するeスポーツ。
eスポーツの楽しみ方は選手としてゲームをプレイするだけではありません。

大会では、大きな歓声が響き、まさにスポーツ大会のような盛り上がりをみせることも。
まずは一度eスポーツを観戦してみては。

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