できるメンズはポイントを知ってる!ニットを自宅で洗濯する方法

2019年1月8日 更新 ファッション
できるメンズはポイントを知ってる!ニットを自宅で洗濯する方法

来シーズンも気持ちよくニットを着るために

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ニットは保温性が高く寒い季節に大活躍してくれるため、好きな人は色やデザイン違いで数多く持っているアイテム。

でもニットは、縮んだり伸びたり、毛玉ができたりとお手入れが面倒なデリケートな素材。
もしニットを着用中に食べこぼしてしまったり汗をかいたりしたら、すぐキレイにしたいですよね。
とはいえ毎回クリーニング店に出すのも時間とお金がかかって大変。

そこで次のシーズンも気持ちよくニットを着るために、自宅でできる洗濯方法を紹介します。
ニットの自宅洗いをマスターすれば、シーズン中も常にキレイな状態で着られるのでおすすめです。

洗濯前のチェックポイント

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洗濯表示の確認

まずは自宅で洗濯できるのか、ニットに付いている洗濯表示タグの確認を。
タライに水の入った手洗いマークや洗濯機マークがあれば自宅で洗濯することができます。
手洗いマークにバツ印が入っている時は、残念ですが自宅での洗濯は諦めてクリーニングへ出しましょう。

また洗濯表示はクリアしても、スパンコールなどの装飾がついているものもクリーニングをおすすめします。

色落ちテスト

用意する物:中性洗剤(おしゃれ着洗い用洗剤)、白い布、ニット

通常の洗濯液よりも濃い目の液を作り、ニットの目立たない部分に少量つけて5分置きます。
洗濯液をつけた部分を白い布で叩いて色が移ってこなければ大丈夫。
色が移ってしまった場合は色落ちする可能性が高いので、同色系でまとめて洗うか、ニット単体で洗いましょう。

ニットの洗濯方法【手洗い】

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①たたんでネットに

汚れやすい袖口や裾は外側にくるようにたたみ、ニットと同等サイズの洗濯ネットにたたんで入れます。ボタンが付いている場合は、あらかじめボタンをかけておいてください。

目立つシミや汚れがついている場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして、予洗いしておくのがおすすめです。洗う際は、毛玉ができないよう優しくつまみ洗いを心がけて。

②洗濯液を作る

洗剤ボトルの裏に記載されている所定の割合で洗濯液を作ります。
洗剤を直接ニットにかけるのではなく、水で溶かしてから使います。

洗剤は「おしゃれ着用洗剤」で30度以下のぬるま湯を使うと、ニットに負担をかけずに洗うことが可能。水温が高すぎると縮む可能性が高くなってしまいます。

洗い〜すすぎは、常に一定温度のぬるま湯を使いましょう。

③押し洗い

洗濯液にニット全体を“沈める→浮かせる”を数回繰り返して、やさしく「押し洗い」をします。
洗いに時間をかけ過ぎると洗濯液の温度が下がってしまうので、素早く済ませるように。

洗い終わったら洗濯液を捨て、必ず新しいぬるま湯を使って同じように2回ほど「すすぎ洗い」をします。
時間をかけ過ぎるとニットが縮んでしまう可能性があるので注意。

「つけ置き洗い」をする場合は、数回押し洗いをしてニットに洗剤を染み込ませたらそのまま3~10分ほど放置します。
その後、きれいなぬるま湯ですすぎ洗いをしましょう。

④洗濯機で脱水

ネットに入れたまま、洗濯機で脱水をします。
基本的な設定のまま脱水してしまうとニットが痛んでしまうため、一番やさしい設定にし、30秒で1回取り出し、さらにもう30秒と2回に分けて脱水します。

ニットの洗濯方法【洗濯機】

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ドライコース、手洗いコースなどやさしく洗えるコースで洗濯

ニットの洗濯表示に洗濯機マークがある場合は洗濯機でも洗うことができます。

まずは手洗いと同じようにたたんで洗濯ネットに入れ、ドライコースや手洗いコースなどやさしく洗えるコースで洗濯しましょう。洗剤はウールマーク表示のあるものでも洗える「おしゃれ着用洗剤」を使用してください。

ふんわり仕上げたい場合は、すすぎのタイミングで柔軟剤を投入。静電気防止も期待できます。

ニットの干し方にも注意!仕上がりに差が出る

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せっかく手洗いをしても干し方を間違ってしまうと、跡が付いたり伸びたりする原因に。
ニットを干すポイントは「伸びないようにする」ことと「日焼けを防ぐ」ことです。

ハンガーにかけて干してしまうと水分を吸ったニットの重さで伸び、型崩れする可能性があるのでNG。
またニットは日光に当てて干してしまうと日焼けして変色することがあります。
そのため、ニットは「平置きにして風通しのよい陰干し」することがポイントです。

おすすめは通気性の良い「平干しネット」。100円ショップにも売っているので、手軽に手に入れられます。

平干しネットの用意が難しい場合は、どこか平らな場所にバスタオルを敷いて、その上にニットを置いて乾かしましょう。平干しと同様、日の当たらない風通しの良い場所を選ぶのがポイント。

平らな部分も見当たらない場合、物干し竿に直接かけることでハンガーにかけるよりはやや伸びや型崩れを防いで干すことができます。飛ばされないよう洗濯バサミを使用すると、その跡が残る場合があるのでご注意を。

ニットを洗濯するときのNGポイント

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濃淡配色のつけ置きは「色泣き」の危険が

グラデーションのような濃淡配色のデザインニットをつけ置き洗いすると、薄い色や白い部分に濃い色が移ってしまう「色泣き」をすることが。
色泣きを防ぐためにも色落ちテストはマストです。

塩素系漂白剤は絶対使わない

シミが付いたり汚れが気になる時に使いたいのが漂白剤ですが、「塩素系漂白剤」は効果が強いため色柄ものには向いていません。

漂白剤を使う場合は色柄ものにも使える「酸素系漂白剤」を選びましょう。
その場合も色落ちテストをしておくと安心です。

保管も吊るさずたたんで

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ニットを保管する場合も、ハンガーにかけると伸びてしまう可能性があるため、たたむのがおすすめ。またニットは虫食いの被害もありえるため、防虫剤をセットすると防ぐことができます。

スチームアイロンを持っている場合は、シワを伸ばせるため圧縮袋に入れて保管してもOK。

コツをつかめばニットは自宅で洗濯できる

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ニットを自宅で洗濯する時のポイントは、手洗いできるのか、色落ちしないかを見極めること。
そして、中性洗剤で優しく押し洗い、洗濯機で短時間脱水した後は、シワを伸ばして平置き陰干しで完了です。

お手入れが難しそうなニットも意外と簡単に洗濯できます。
大切なニットはクリーニングに任せて、普段使いのニットは自宅で洗濯しておしゃれを楽しんで!